皆さんこんにちは。
先日、某企業様へ向けてオンライン講話を実施してきましたのでご紹介します。
通常、講話やセミナーというのは講師が現地に赴き実施するのが一般的ですが、最近はオンラインで行うのも普通になってきた感じがします。
企業様向けの講話
今回は不特定多数の方へ向けたものではなく、とある企業様で活躍する現役消防設備士の方へ向けた消防用設備等に特化した講話で、消防設備士が消防設備士へ作業ノウハウやヒヤリハットなどの講話をするという全国的に見ても非常に珍しい講話となります。
この企業様からのオファーは2022年に当社ホームページよりお問い合わせがあり、消防用設備点検について現場作業員からの苦労の声があったり、若手社員への技術継承へ危機感があるのでこれを解消し更なるスキルアップとより良いサービスを展開したいという事でした。
当初はご依頼いただいた企業様へ足を運び現地で講話の予定でしたが、当社から遠方であることやコロナ等の関係からオンライン(zoom)での講話をさせていただくことになり、2022年度と2023年度の2回ご依頼をいただきました。
講話の内容について
上記でもお話した様に現役消防設備士が技術ノウハウやヒヤリハットなどを学び、日々の実務に活かしていくという講話になりますので内容もそれにちなんだ内容となっています。
- 2022年度(第一回目)
- 消防用設備等に関わる最近の法令改正について
- ヒヤリハット事例の紹介と対策について
- 作業員心得(ベテラン作業員とルーキー作業員)
- 現場における型式失効の確認とよくある事例
- 消火ポンプの取扱い方法と各点検の意味解説
- 消火ポンプのよくあるトラブル事例と対策方法
- スプリンクラーポンプの圧力低下原因とその対策
- 質疑応答
- 2023年度(第二回目)
- 消防用設備等に関わる近年の法令改正やリーフレット紹介
- 実務で発生した事故&ヒヤリハット事例
- 各種設備の概要と点検方法
- 各種スプリンクラー設備
- ガス系消火設備のおける立会い者安全作業手順のポイント
- 避難器具(緩降機)
- パッケージ型自動消火設備
- 消防設備点検のポイントまとめ
- 自動火災報知設備
- 消火器具
- 型式失効の確認とポイント
- 質疑応答
上記の内容で講話を実施して、特にヒヤリハット事例と消火設備関係については大変なご好評をいただきました。
実際に講話を実施してみて
今回はオンラインでの開催であり実際に会場や受講者の雰囲気を味わいながら…というものではなく画面ごしに講話をするというあまり慣れない環境というのもありかなり緊張しました。
また講話に参加いただいている受講者の方々も企業様の規模が大きく8支部・25事業所から、かなりの人数が参加されておりオンライン配信画面でも1画面では入りきらないほどなので上記と合わせて緊張しましたが、講話の内容は私が自信をもって話せる内容なので30分もすればあの緊張もどこへやら、あっという間に時間が過ぎて講話を終了させることができました。
また現役消防設備士に向けての講話というのもあり、自分の持てる知識やスキルをレベルアップすることによりお客様により良いサービスを提供したい!という学習意欲に対して学びの場を提供することができたという実績は私の中で非常に有意義かつさらなる教育に対する必要性を再認識させられた事例でもあります。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。
現役消防設備士が現役消防設備士に向けて講話を開催するという過去に類を見ないイベントを開催してご好評をいただきましたが、こういった講話や学びが全国的に広まって消防関係に携わる方々(消防士や企業の防災担当者・防火管理者等)が自信を持って活躍し日本の火災予防をもっと盛り上げていけたらいいなぁと思いました。
当社に企業理念にもあります「知識は武器、経験は財産」というフレーズ通り、知識や経験というのはかけがえのないものであり、学ぶことにより自信につながり自己の成長を加速させますので、これからも当社は学習意欲のある方々に色々な角度から学びを提供できるように邁進していく所存であります。
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