皆さんこんにちわ。
タイトルにもありますように2024年6月に独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構茨城支部 茨城職業能力開発促進センター(以下、ポリテクセンター茨城)様にて令和6年度上期消防用設備に関わる離職者訓練を昨年度に引き続きご依頼をいただき実施してきましたのでご紹介します。
(昨年度の離職者訓練施工実習の記事↓)
令和6年度は合計29日間におよぶ訓練のうち上期で16日間実施させていただきました。
まずは座学から
例年通り2つの班(A班とB班)を各8日間、合計16日間担当しましたが、各班ともまずは5日間の基本&設計訓練(座学)から始まります。
消防用設備等とは?から始まり消防設備士4類に関わる法令や機能・構造、設置基準、鑑別、製図とすすんでいき、これら座学を全て学ぶと消防設備士4類の内容を丸々学習することができますので、訓練生の中には消防設備士4類の試験にチャレンジする方もいらっしゃいます。
この座学では当社運営メディアであるだれでもわかる消防用設備にて公開している消防設備士4類の試験対策の記事をよりわかりやすく解説していますので、訓練生の反応も上々ですし、座学を学んで試験に合格しましたという連絡をいただいたときは非常にうれしくなります。
そして座学で学んだ知識を基に実際に自動火災報知設備を設計図に沿って施工する実習訓練に進んでいきます。
楽しい施工訓練
5日間の基本&設計訓練が終わると今度は楽しい施工訓練(実習)になりますが、座学ではなく実際に機器を取り付けたり作動させたりするので、訓練生にとっても私にとっても非常に楽しい訓練になります。
- 基本のおさらい
- 実習の注意点説明
- 配線の取扱い実習(切断、被覆剥き、接続、網組)
- 機器接続施工図の説明・記入
- 卓上で機器(受信機や機器収容箱など)相互を配線で接続・作動試験
- 電工板へ機器の取付・配線・作動試験
上記の様な流れで少しずつ学習していただき最終的に電工板(直立した木の板)に機器を取り付け、配線で接続して作動試験を行いますが、このような自動火災報知設備を実際に施工して作動試験を行い非常ベルを鳴らしまくる実習はなかなか機会がないので訓練生も非常に楽しんで訓練をしてくれます。
受信機設置
機器収容箱設置
A班施工状況
B班施工状況
写真の様に実際に施工すると、座学ではなかなかイメージできなかった部分をリアルに再現できるのでかなりの学びになると思います。
施工実習の最後に非常ベルを鳴らしまくって、訓練生自らが施工した機器を写真に収めたりして、消防用設備の訓練開始時には全然理解できていなかった自動火災報知設備も最終日には訓練生が機器を設置し配線して機器を作動させられるまで成長をみると感極まります。
このような訓練を通してやはり教育は大切だという事を再認識して令和6年度上期訓練が終了しました。
あとがき
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回はポリテクセンター茨城で令和6年度上期離職者訓練を実施させていただきましたのでご紹介しました。
2024年6月はポリテクセンター茨城の訓練も含めて20日出張していたので意外と大変でしたが、教育は非常に重要ということを仲間の同業他社とそんな話で盛り上がったので、これからの建設業には教育が大きなウエイトを占めるのだという事を痛感した6月でした。
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